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FLAT SANNO

3階建ての木造の賃貸併用住宅です。
1階部分がオーナーの住居として、2,3階の部分には収益部分として7戸計画してあります。
ゾーニングが明快な為、集合住宅の部分とオーナー住宅の部分はアプローチを別に計画し、オーナーが日常生活においてプライバシーを確保できるようにしてあります。
オーナーご家族が屋外空間を楽しめるように、窓先空地として確保してある空間を緑豊かな庭として計画してあります。

角地にあることから、敷地の角の部分に建物のアクセントとなるデザインが来るような計画とし、また高度斜線によって作られる屋根の形状を、素材の工夫であたかもデザインで決められたものであるかのように見せています。
敷地、法規制、用途、様々な要素を注意深く読み解く過程を経て、今回の計画に至っています。
東京の狭小地に建つ木造3階建ての集合住宅は、規制が多く出来ることがかなり限られてきますが、いかに魅力的な建物をデザインできるか。そのチャレンジへ素材・形状・空間の熟慮で答えを出した集合住宅です。